茄子 アンダルシアの夏
公開は3年ぐらい前だったけ?劇場に野郎集団で観に行きました。
久しぶりに観たくなって借りてきました。
今改めて考えると、こりゃすげえっす。
押井守がイノセンスをして「バセットハウンド犬の生態をここまで忠実に描ききったアニメは他になし」と豪語した如く。
ロードレーサーの動きをここまで忠実に描ききったアニメは他にないでしょう。ってかこれ一個だけだよね。
のっけからリアディレイラーをアップにして変速とかしちゃうし。
チェーンのリンクひとつひとつとかスプロケの歯とかちゃんと動いてるし。
コーナー曲がるシーンできっちり足がむっちゃ高ケイデンスで回転してるし。
(これは技術的にもかなりハードなはず…。)
最後の方の集団全体を映すシーンなんか選手ひとりひとりちゃんと違う動きしてるし。
最後の最後のスパートは黒田硫黄先生に捧ぐってかんじで原作ファンとてもうれしいところ。
ここまでやってしまうともはやギャグです。
ジブリ作画の執念しっかり受け止めました。
しかもエンディングが清志郎の自転車ショー歌。
自転車無事に戻ってきてよかったね。
歌詞きいてるとニヤニヤせずにはいられないです。
こんなマニアックな作品を製作委員会あげて作ってしまったジブリファミリー、うれしいけどホント先行き不安です。