着いたぜい。


異音を響かせながらやっとインディラ・ガンジー空港に着陸ですよ。
窓の外を見ると…あすこに駐機してるのはなんとツポレフですか。西側世界じゃめったに見ないソビエトの遺物。カルカッタからデリーまで戻る飛行機アレだったりして、なんて不吉なことを考える。(今にして思うとインドとサハラ航空をなめてたと思う、ゴメンナサイ)


飛行機から降りて、預けた荷物もないからスムーズ。
っていうかスムーズすぎです。一国の首都の玄関たるもの、もうちょっとワイドさを主張してみないか。実にコンパクトで質素なもんです。


両替を終えてこのあっけなさに戸惑いを覚えながら、さぁ空港の外へ!


あっつ。
人多い。
ほこりっぽい。
インドの匂いがする。インドの匂いとしか形容のしようがない。


タクシーの客引きが群れとなって待ち構えてらっしゃる!
といっても空港の中には入ってこれない規則らしいし、体に直接タッチされるなんてこともない。話に聞くよりずっと紳士的で穏やかなもんです。


無論、ぼられたくはないのでバスをさがす。
ねっとりとした暑さの中、しばらく待ってやってきた。


これは原動機付き鉄の箱っていうんじゃないか。

乗ってチケット買ったはいいけど、空港内で鉄道の予約をやっちゃおうってことになって降りる。ちゃんとチケットを払いもどしてくれた親切な車掌さん。


空港の鉄道予約カウンターで明日以降の鉄道の予約をしたのだけれど、一部ウェイティングリスト扱いになっちまいました。まぁなんとかなるでしょう。「ノープロブレム」


再びバスに乗ってニューデリー駅に向かう。
窓から吹き込んでくる生暖かい風には土の匂い、草の匂い、そして大陸の匂い。インドに来たばっかっていうのにこの風に吹かれているとホッとする…


ドカン!


びっくりして前を見ると、バスの行き先表示板のボックスが外れて床に落っこちていました。わりと見た目重そうなので、近くに座っていたインドの人もびびっているようでした。


窓の外を見ると緑が多い地域になってきて。


リス。
牛。
ウマ。
孔雀に似てるトリたち。
サル。(グルーミング中)


動物園ではないです。ここは住宅街です。