ジャイプールに旅立つ。そして入院する。


朝5時だかになんとか起きました。フロントからちゃんとモーニングコールきたのにひそかな感動を覚えます。


なんでこんなに早起きしたかとゆーと。
ニューデリー駅発ジャイプール行きのシャタブディ急行に乗るためです。早く起きたつもりだったのに意外と時間おしてて、駅に着くころには発車時間ギリギリに…。


で、もちろん日本の駅みたいに電光掲示板でホームとか分かるはずもなく。


だだっぴろい、しかも人がゴチャゴチャといるニューデリー駅を、目指す列車を探して疾走するわけですよ。重い荷物抱えて。


で、いかにもセレブな方々が集まってるホームを見つけたので(悲しいくらいにわかりやすいんです、それが。)降りてみたら案の定シャタブディとペイントしてある列車が入線してきました。

「おおー!これなら普通にヨーロッパの鉄道とかわんねえじゃん!」


モダンな造りの車内におどろき席につきました。機関車もちゃんと電化されてるし。
んでしばらくしたら。


インド人のご家族がいらっしゃって「ここは私たちの席のはずだ」との主張をなさる。


インドの鉄道なんてこんなものんだよな…と思いながらインド人のオネエサンと一緒にポーターのところに文句をいいに行きました。「ダブルブッキングじゃ!」と。


でオネエサンとポーターさんの会話をよくよく聞いてみるとどうも様子がおかしいのです。不安になってこの列車の行き先をきいてみました。


曰く「ラクナウ行き」と。


まちがってるのオレらじゃんよ。インド国鉄をなめててスイマセン…。
いや、むしろ同じ時間にラクナウ行きとジャイプール行きで同じ列車名を運行しないでいただきたい…。


オネエサンとポーターさんに頭をさげ、発車時間ギリギリどころじゃなかったので目指すジャイプール行きのホームまで全力疾走。なんとか間に合いました。


で乗りこんだ車内は…うん、インドだ。間違いない。


さっきみたピカピカの車両はなにかの間違いだったんでしょう。多分ラクナウで避暑をかますようなセレブたちの乗り物だったんでしょう。ジャイプール行きはボロボロのディーゼル列車です。



ポヨ〜ン…ポヨヨ〜ン…

車内に流れる微妙なシタールがご愛嬌のインド国鉄のサービス精神。


朝ごはんもポーターさんによって供されます。食パンにマンゴージュースにベジタリアン用のコロッケ。なかなかいける。ちゃんと紅茶もポットに入れてくれる!いいなぁ…。