『王と鳥』と自動車教習所と成城学園。

王と鳥



今日はお昼から渋谷のシネマ・アンジェリカで『王と鳥』を見てきましたよ。


宮崎駿に影響をバリバリ与えた映画らしい。確かに王の城なんかカリオストロの原型まんまです。宮崎駿の初期作品は(今もだけど)ほかのアニメ作家へのオマージュにあふれてますね。


王の城のてっぺんにある王の秘密の部屋は、そのまんまクラリスが幽閉されてる塔です。クラリスのかわりにブチャイクな王様が住んでますw


お城の階を移動するのに使われるエレベーターもカリオストロででてきました。(古いお城にエレベーターの取り合わせ、カッケー!なんて昔思ってた)


お城のいたるところにある落とし穴。映画みながら伯爵の顔が浮かんできましたw


さらにカリオストロで有名な、ルパンが城の屋根を駆け下りるシーン、あれの元になった場面も出てきて、ホント宮崎駿のオタク精神にはかなわないっす。


あと、カリオストロだけじゃなくて未来少年コナンもちょっとオマージュ入ってます。特に地下都市のシーンなんか『王と鳥』を意識しまくり。っていうか、コナンとラナがレプカに追われて、三角塔・インダストリアを逃げ回る、って、ストーリー同じじゃん。


セリフは少ないんだけれど、その分美しさ・ロマンチックさで見せてくれる場面がけっこうあって、お気に入りは少年と少女が絵を抜け出すところ。そんで城のてっぺんから空を眺めるところ。こんな幻想的でロマンチックなシーンって、アニメの醍醐味だよね。


アニメ技法の点だけじゃなくて、そもそもこの作品にちりばめられてる暗喩とかテーマって、60・70年代の作家に共通するものなんでしょう。虚像の権力と革命、扇動される民衆、その中で唯一無垢でいられる少年と少女っていう。いい時代があったなぁと映画みててつくづく思いました。




こんなロマンチックな映画を見たあとでなんですが。


生まれて初めていってまいりました。自動車教習所。
今日はガイダンスだけだったんだけどね。
ニコタマ成城学園の中間にある学校です。


ニコタマから送迎バス。送迎バスの乗り場がわからなくて教習所に電話してみたら


「イヌタマ・ネコタマの跡地になります。」


って。
知ってるわけなかろう…。


キャンセル2回で違約金とか、スケジュール変更2回で短期プラン取り消しとか、さんざんオネエサンに脅かされてきました。ラテン時間でうごいている自分ははなはだ先行き不安です。


9月中旬を目標にガンバリマス。


ちなみに、今日生まれて初めてニコタマと成城の地を踏んだ次第です。生まれも育ちも下町なもんで東京西部めったにいかないです…。
でも、緑も多いしステキなお店もあるし、吉祥寺と並んで、将来のマイホームタウン候補に決定w(ムリムリ…)