わが青春のアルカディア 〜交通博物館forever〜

夜になりま〜す。



ぐえんさんと一緒に閉館間近の交通博物館に行ってきましたよ。


待ち合わせはもちろん「0系の前!」
げに正しきテッチャンの道。


平日午前中を狙ったのでそんなに混雑はしていないんだけれど、このオジサンたちの多さはどうしたことだ?みんな仕事はどーした?


人口比率的にいうと
第二の人生層2、ニート層2、乳幼児連れ家族3、中年軍団3


オレらガキんときから遊び場は交通博物館だぜ、的オーラをただよわせてらっしゃいます。コワイコワイ。ってうちらもそうか…。


1階に入るとあの懐かしいアブラのにおいが。たまりません。
相変わらずのC57の雄姿。この重量感。
それに引き換え最近のペラペラの車輌はなんだ!
ステンレス車輌なんか飾りです、偉い人にはそれがわからんのですよ!


鉄道模型レイアウトだけ後回しにして、とりあえずフロアをぐるっとまわると


ビックリするぐらい展示が変わってない…10年前から(汗


うれしいのやら、あきれるのやら不思議な気持ちです。
山手線のシミュレーターとかさ、対向車輌なんか103系うつってますよ。もう2世代前の車輌じゃん…。


御料列車の展示とか、薄暗い蛍光灯の灯りに浮かび上がるボロボロの車内は、もうホラーの世界ですよ。


お腹すいたので軽食堂「こだま」へ。
ここはすごいよー、特急「こだま」の食堂車の内装そのまんま埋め込んであります。メニューもすごいよー、「ハンバーグカレー」「カツカレー」オールカレー。


さらにすごいのが配給システム。
おばちゃん(フロア1人だけ)に食券を渡してカレー用のサラダをもらって席につきます。でひたすらおばちゃんのコールを待つ。


「カツカレー2つのお客さま〜、取りに来てくださ〜い」(!)
「カツカレー1つのお客さま〜」
「ハンバーグカレーのお客さま〜」


もうね、カレーの種類と数量、周囲の状況、そして食券を提出してからの経過時間もろもろを加味しないと、自分の分かどうか分からない!(もちろんおばちゃんは客の顔など覚えていない)


案の定、われわれのものと思しきカツカレーが後からきた2人組みにかっさらわれました。食い物の恨みはおっかねーじょ…。


こんなシステムで今までやってこれた交通博物館の平和な日々が偲ばれるのであります。永遠なれ、わが青春のアルカディア…。